小児科のあれこれ④「これって、小児科?耳鼻科?」

こんにちは。看護師の伊藤です。

「こういうときって、小児科さん?耳鼻科さん?」

保護者のみなさま、迷ったり悩んだりしたことありませんか?

とりあえず、いつものところ…とりあえず、小児科さんって思ってませんか?

小児科とは…内科的にお薬で治療するところ。聴診器を使って呼吸状態の異常やお子さまの全身状態の変化を診るところ

耳鼻科とは…その名の通り、耳・鼻+のどの異常を診断するところ。専門的な器具を使って耳の奥や鼻の奥など外側からでは分からない病気を見つけ、治療するところ

答えとして、あくまで参考、目安ですが…

熱や咳がメインの時は小児科。鼻水や痰が多い時は耳鼻科。

を、おすすめします。

理由は、鼻水の症状の場合、中耳炎や副鼻腔炎など外側からではよく分からない病気が隠れていることがあるからです。

また、上手にお鼻がかめない、お子さまに鼻水吸引もしっかりとしてもらえます。小児科でも中耳炎の診断や鼻水吸引を実施してるところもありますが、耳鼻科のほうが、専門的な器具を使って、しっかりと診てもらえるので安心だと思います

医師によって得意分野や診断可能範囲は、様々です。

症状に合わせて、小児科・耳鼻科、両方のかかりつけ医を決めておくことをおすすめします。そして、お子さまや保護者さまの立場や気持ちになって、しっかりと話を聞いてくれたり、これは小児科さん(耳鼻科さん)にも行ったほうがいい、などアドバイスや説明を分かりやすく、はっきりしてくれる医師に出会えたら、ステキですね。

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